大分県の都市計画区域
都市計画区域の概況
都市計画区域の数
大分県における都市計画区域の指定状況を見ると、県内にある全18市町村のうち14市2町の計16市町村(県内の約89%)に渡って計17区域が指定されています。全県の都市計画区域数を他の都道府県と比べると、全国で26番目に多い数です。
下表は、県内の各市町村毎に、都市計画区域の指定状況を整理したものです。行政区域の範囲へ都市計画区域の指定がおよんでいない市町村については「都市計画区域なし」と記しています。
市区町村 | 区域名と範囲 | ||||||
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国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成 | |||||||
大分市 |
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別府市 |
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中津市 |
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日田市 |
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佐伯市 |
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臼杵市 |
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津久見市 |
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竹田市 |
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豊後高田市 |
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杵築市 |
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宇佐市 |
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豊後大野市 |
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由布市 | |||||||
国東市 |
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姫島村 |
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日出町 |
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九重町 |
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玖珠町 |
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都市計画区域の面積と人口
区域の面積と人口
次表に、大分県にある都市計画区域の面積と人口の合計をまとめました。令和4年の都市計画区域の総面積は105,131ha(ヘクタール、1haは0.01㎢)で、同区域内の現在人口はおおよそ93万人です。
項目 | 都市計画区域 | 都市計画区域外 |
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国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成 現在人口は、住民基本台帳等「住民基本台帳に基づく人口,人口動態及び世帯数」(総務省・毎年1月1日現在)による。人口密度は現在人口の値に基づき筆者計算による。 | ||
面積 | 1,051.31㎢ | 5,289.39㎢ |
現在人口 | 93.45万人 | 19.66万人 |
人口密度 | 8.89人/ha | 0.37人/ha |
面積比と県別順位
下図は、県土の総面積に対する都市計画区域の面積の割合を示しています。県土面積はおおよそ0.6万㎢(令和3年10月)ですので、そのうち都市計画区域が16.6%を占めている計算になります。
他の都道府県と比べると、全国で38番目に広い都市計画区域面積を有しています。
人口比と県別順位
下図は、県土の総人口に対する都市計画区域内の人口の割合を示しています。県土人口はおおよそ113万人(令和4年)ですので、都市計画区域の現在人口が82.6%を占めている計算になります。
他の都道府県と比べると、大分県の都市計画区域内の現在人口は全国で35番目に多い数です。
人口集中地区の様子
次表に、大分県にある人口集中地区(DID: Densely Inhabited District)について、その面積と人口を整理しました。表中にあるDID以外とは、県内の総面積(総人口)からDIDの値を控除した値を指します。内訳を見ると、県内DIDの面積は約120.0㎢(ヘクタール換算で12,051ha)で、人口は約54.8万人です。人口密度は45.46人/haとなります。
項目 | DID | DID以外 |
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総務省「国勢調査」(令和2年)を元に作成 | ||
面積 | 120.51㎢ | 6,220.25㎢ |
人口 | 54.78万人 | 57.61万人 |
人口密度 | 45.46人/ha | 0.93人/ha |
下図は、大分県の総面積に対するDIDの比率(百分率)を示しています。DID面積の県土に占める割合は1.9%で、DID以外の面積が98.1%を占めます。
同じく人口について示すと、県土の総人口に対する比率は、DIDが48.7%に達し、DID以外の人口は51.3%となります。
区域内の土地利用
区域区分の状態
面積と人口
次表に、大分県における区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)の決定状況ごとに、それぞれの面積と人口を整理しました。なお、市街化区域と市街化調整区域とを合算した(すなわち県土において区域区分が設定されている)面積は約447㎢であり、両区域の現在人口は約57.7万人になります。
このうちの市街化区域に注目すると、面積が14,106ha、現在人口が51.8万人、人口密度は36.75人/haです。これらを他の都道府県と比べると、面積は全国で28番目に広く、現在人口は28番目に多い数です。
項目 | 市街化区域 | 市街化調整区域 |
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国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成 | ||
面積 | 141.06㎢ | 305.86㎢ |
現在人口 | 51.84万人 | 5.84万人 |
人口密度 | 36.75人/ha | 1.91人/ha |
面積比と県別順位
次図へ、県下にある区域区分の面積を県土全体に対する比率として整理しました。県土面積はおよそ6,341㎢ですので、区域区分が7.0%を占めている計算になります。内訳は、市街化区域が2.2%、市街化調整区域が4.8%になります。なお、都市計画区域の全体から市街化区域や市街化調整区域を除した区画は、県土の9.5%です。
人口比と県別順位
次図は、県内の区域区分の人口のを県土人口に対する比率として整理したものです。県はおよそ113万人ですので、区域区分の人口が51.0%を占める計算になります。内訳は、市街化区域が45.8%、市街化調整区域が5.2%になります。都市計画区域の全体から市街化区域や市街化調整区域を除した区画の人口は、県土の31.6%です。
用途地域の状態
用途地域の決定状況
下表に、大分県の都市計画区域内における用途地域の決定状況を示します。県内にある用途地域の総面積は、県土全体の4.1%にあたる25,744.6haを占めています。
項目 | 面積 |
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国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成 「住居系」は第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域、第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域、田園住居地域、「商業系」は近隣商業地域、商業地域、「工業系」は準工業地域、工業地域、工業専用地域の用途地域をそれぞれ小計している。 | |
住居系 | 17,824.3ha |
第1種低層住居専用地域 | 3,970.5ha |
第2種低層住居専用地域 | 526.1ha |
第1種中高層住居専用地域 | 3,611.7ha |
第2種中高層住居専用地域 | 2,908.1ha |
第1種住居地域 | 5,097.1ha |
第2種住居地域 | 1,272.0ha |
準住居地域 | 438.8ha |
田園住居地域 | 0.0ha |
商業系 | 2,731.7ha |
近隣商業地域 | 1,076.6ha |
商業地域 | 1,655.1ha |
工業系 | 5,188.6ha |
準工業地域 | 1,855.2ha |
工業地域 | 1,547.4ha |
工業専用地域 | 1,786.0ha |
合計 | 25,744.6ha |
用途ごとの面積比
下図にて、県土における土地の利用状況を整理するために、用途地域全体においてそれぞれの用途地域が占めている面積比を示しました。13種類の用途地域とともに、それらを「住居系」「商業系」「工業系」といった土地の使途に注目してグループ化し小計しています。内訳は、住居系が69.2%、商業系が10.6%、工業系が20.2%となっています。