札幌圏都市計画区域（北海道）

都市計画区域の概況

札幌圏都市計画区域（さっぽろけん─、以下、本計画区域と略す）は北海道にある都市計画区域です。令和4年3月現在で県内に79箇所が指定されているうちのひとつです。

本計画区域の指定がおよんでいる範囲は、県内の市町村のうち5市にまたがっています。区域を構成している各市の名称とそれぞれの行政区画における範囲は、次の通りです。

• 札幌市･･･市域の一部を占める
• 小樽市･･･市域の一部を占める
• 江別市･･･市域の全域を含む
• 北広島市･･･市域の全域を含む
• 石狩市･･･市域の一部を占める

なお、上記の市のうち小樽市内には小樽都市計画区域が指定されています。

面積と人口

下表に、本計画区域の面積と人口とを、区域を構成している市町村ごとに整理しました。令和4年における総面積は98,630ha、現在人口は2,189.9千人です。人口密度は22.20人/haとなります。

次図は、本計画区域の地積が区域にかかる全5市の総面積に対して占めている割合を表わしています。関係市の総面積は2,393.94㎢（令和3年10月）ですので、そのうちの41.2%に相当しています。

区域区分の状態

本計画区域は区域区分が設定済みの都市計画区域です。下表に、計画区域内に定められている市街化区域および市街化調整区域について、その面積と人口とを区域を構成している市町村ごとに整理しました。

区域区分のうち市街化区域に注目すると、面積は32,963ha、現在人口は2,162.2千人です。人口密度は65.59人/haになります。

次図は、本計画区域における市街化区域人口が計画区域にかかる全5市の総人口に占める割合です。住民基本台帳に基づく関係市の人口計は230.7万人（令和4年1月）ですので、そのうちの93.7%に相当しています。

用途地域の決定状況

下表に、本計画区域内における用途地域の決定状況を用途地域の種類ごとに示しました。用途地域の総面積は32,962.9haです。これは、区域にかかる全市の総面積の13.8%にあたります。

下図にて、国土における土地の利用状況を整理するために、用途地域全体においてそれぞれの用途地域が占めている面積比を示しました。13種類の用途地域とともに、それらを「住居系」「商業系」「工業系」といった土地の使途に注目してグループ化し小計しています。内訳は、住居系が70.0%、商業系が11.8%、工業系が18.2%となっています。

都市計画区域のデータ

以下に、本計画区域に関するデータを列挙します。データのうち改めて出典の記載のないものは都市計画現況調査（令和4年）によっています。

都市計画区域の全般に関する事項

区域名

札幌圏さっぽろけん都市計画区域

都道府県

北海道

区域の範囲

札幌市の一部、小樽市の一部、江別市の全域、北広島市の全域、石狩市の一部

市町村の計

5市

面積

98,630ha

現在人口

2,189.9千人（令和4年住基台帳）

国調人口

2,206.1千人（令和2年）

区域区分に関する事項

市街化区域

面積

32,963ha

現在人口

2,162.2千人（令和4年住基台帳）

国調人口

2,176.7千人（令和2年）

計画人口

2,141.7千人

市街化調整区域

面積

65,667ha

現在人口

27.7千人（令和4年住基台帳）

国調人口

2,176.7千人（令和2年）

用途地域に関する事項

用途地域計

32,962.9ha

第1種低層住居専用地域

10,405.0ha

第2種低層住居専用地域

584.8ha

第1種中高層住居専用地域

1,950.0ha

第2種中高層住居専用地域

3,234.0ha

第1種住居地域

4,990.0ha

第2種住居地域

538.0ha

準住居地域

1,362.1ha

田園住居地域

0.0ha

近隣商業地域

2,919.0ha

商業地域

971.0ha

準工業地域

3,446.0ha

工業地域

855.0ha

工業専用地域

1,708.0ha