京都都市計画区域(京都府)

都市計画区域の概況

京都都市計画区域(きょうと─、以下、本計画区域と略す)は京都府にある都市計画区域です。令和4年3月現在で県内に13箇所が指定されているうちのひとつです。

本計画区域の指定がおよんでいる範囲は、県内の市町村のうち4市2町の計6市町にまたがっています。区域を構成している各市町の名称とそれぞれの行政区画における範囲は、次の通りです。

  • 京都市・・・市域の一部を占める
  • 向日市・・・市域の全域を含む
  • 長岡京市・・・市域の全域を含む
  • 八幡市・・・市域の一部を占める
  • 大山崎町・・・町域の全域を含む
  • 久御山町・・・町域の一部を占める

なお、上記の市町のうち八幡市内には綴喜都市計画区域、久御山町内には宇治都市計画区域が指定されています。

面積と人口

下表に、本計画区域の面積と人口とを、区域を構成している市町村ごとに整理しました。令和4年における総面積は51,401ha、現在人口は1,595.4千人です。人口密度は31.04人/haとなります。

本計画区域の面積と人口
区域面積人口
国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成
京都市の一部48,051ha1,439.4千人
向日市の全域772ha56.8千人
長岡京市の全域1,917ha81.5千人
八幡市の一部31ha0.7千人
大山崎町の全域597ha16.4千人
久御山町の一部33ha0.6千人
合計51,401ha1,595.4千人

次図は、本計画区域の地積が区域にかかる全6市町の総面積に対して占めている割合を表わしています。関係市町の総面積は898.90㎢(令和3年10月)ですので、そのうちの57.2%に相当しています。

関係市町村の総面積に占める本計画区域の割合

国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成

区域区分の状態

本計画区域は区域区分が設定済みの都市計画区域です。下表に、計画区域内に定められている市街化区域および市街化調整区域について、その面積と人口とを区域を構成している市町村ごとに整理しました。

区域区分ごとの面積と人口
区域面積人口
国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成
市街化区域16,831ha1,575.4千人
京都市の一部14,980ha1,421.1千人
向日市の全域551ha55.9千人
長岡京市の全域958ha80.7千人
八幡市の一部13ha0.7千人
大山崎町の全域318ha16.4千人
久御山町の一部11ha0.6千人
市街化調整区域34,570ha20.0千人
京都市の一部33,071ha18.3千人
向日市の全域221ha0.9千人
長岡京市の全域959ha0.8千人
八幡市の一部18ha-千人
大山崎町の全域279ha-千人
久御山町の一部22ha-千人
合計51,401ha1,595.4千人

区域区分のうち市街化区域に注目すると、面積は16,831ha、現在人口は1,575.4千人です。人口密度は93.60人/haになります。

次図は、本計画区域における市街化区域人口が計画区域にかかる全6市町の総人口に占める割合です。住民基本台帳に基づく関係市町の人口計は162.9万人(令和4年1月)ですので、そのうちの96.7%に相当しています。

関係市町村の総人口に占める市街化区域の割合

国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成

用途地域の決定状況

下表に、本計画区域内における用途地域の決定状況を用途地域の種類ごとに示しました。用途地域の総面積は16,830.8haです。これは、区域にかかる全市町の総面積の18.7%にあたります。

全国の都市計画区域内における用途地域の決定状況
項目面積
国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成
「住居系」は第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域、第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域、田園住居地域、「商業系」は近隣商業地域、商業地域、「工業系」は準工業地域、工業地域、工業専用地域の用途地域をそれぞれ小計している。
住居系11,105.3ha
第1種低層住居専用地域3,872.2ha
第2種低層住居専用地域22.4ha
第1種中高層住居専用地域2,536.6ha
第2種中高層住居専用地域715.6ha
第1種住居地域2,507.0ha
第2種住居地域1,314.3ha
準住居地域137.2ha
田園住居地域-ha
商業系2,073.6ha
近隣商業地域1,041.8ha
商業地域1,031.8ha
工業系3,651.9ha
準工業地域1,963.4ha
工業地域1,576.3ha
工業専用地域112.2ha
合計16,830.8ha

下図にて、国土における土地の利用状況を整理するために、用途地域全体においてそれぞれの用途地域が占めている面積比を示しました。13種類の用途地域とともに、それらを「住居系」「商業系」「工業系」といった土地の使途に注目してグループ化し小計しています。内訳は、住居系が66.0%、商業系が12.3%、工業系が21.7%となっています。

全国における用途地域の面積比

国交省「都市計画現況調査」(令和4年)を元に作成

住居系や商業系、工業系の別は既出の通り。「住居地域」は第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域、田園住居地域、「中高層住居専用地域」は第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域、「低層住居専用地域」は第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、商業A区域は商業地域、商業B区域は近隣商業地域、「工業A区域」は工業地域、工業専用地域、「工業B区域」は準工業地域の用途地域をそれぞれ小計している。

都市計画区域のデータ

以下に、本計画区域に関するデータを列挙します。データのうち改めて出典の記載のないものは都市計画現況調査(令和4年)によっています。

都市計画区域の全般に関する事項

区域名
京都きょうと都市計画区域
都道府県
京都府
区域の範囲
京都市の一部、向日市の全域、長岡京市の全域、八幡市の一部、大山崎町の全域、久御山町の一部
市町村の計
4市2町(計6市町)
面積
51,401ha
現在人口
1,595.4千人(令和4年住基台帳)
国調人口
1,617.6千人(令和2年)

区域区分に関する事項

市街化区域

面積
16,831ha
現在人口
1,575.4千人(令和4年住基台帳)
国調人口
1,591.9千人(令和2年)
計画人口
1,550.6千人

市街化調整区域

面積
34,570ha
現在人口
20.0千人(令和4年住基台帳)
国調人口
1,591.9千人(令和2年)

用途地域に関する事項

用途地域計
16,830.8ha
第1種低層住居専用地域
3,872.2ha
第2種低層住居専用地域
22.4ha
第1種中高層住居専用地域
2,536.6ha
第2種中高層住居専用地域
715.6ha
第1種住居地域
2,507.0ha
第2種住居地域
1,314.3ha
準住居地域
137.2ha
田園住居地域
0.0ha
近隣商業地域
1,041.8ha
商業地域
1,031.8ha
準工業地域
1,963.4ha
工業地域
1,576.3ha
工業専用地域
112.2ha